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コンサルティング事例(資金繰りを改善したいというご相談をいただいた事例)
問い合わせがあったことを機にご縁をいただきました。話を伺うと、現在7期目で、売上は徐々にあがってきているけど、想定よりも利益が残らない。何が原因なのか分からないし、いろいろ考えてやっているけど、何を優先してしたらよいのか分からないという相談でした。
そこでまずは決算分析を行いました。すると、①売上高は増加している、②粗利益率は改善傾向にある、③経費は増加しているという内容でした。
この結果を基に、代表者にひとつずつ詳細を確認。その結果、財務面における最優先の課題は、「損益分岐点売上高の確保」でした。
そのため、今の状態からどのくらい売上高を増加させればよいのかを明確に示し、売上高の年間目標・月間目標(目安)を提示しました。ここでポイントなのが、代表者夫婦が満足のいく役員報酬をもらいつつ、納得のいく利益を出すための売上高を提示したことです。
但し、いきなり理想の売上高を確保するには、ハードルが高かったため、まず目指すべき売上高目標を別に設定しました(数年かけて理想の財務を作るような長期プランを設計)。
また、売上高を増加させるためにこれまでしてきたことをヒアリングし、経営者と一緒に結果を検証。今後の売上高を増加させるためにしていきたいことも併せて確認しました。
ヒアリングまで終了し、お互いがやるべきことを明確に共有(情報量を一致)したうえで、行動プランを明確にしました。
今後は、その行動プランをベースに行動→検証→改善&強化のサイクルを繰り返し、売上高増加に向けた取組みを経営者と一緒に行っていく予定です。
それと同時に、毎月資金繰り表を作成し、お金の流れを見える化していきます。
こうした問い合わせは、社内に財務の専門家がいない会社や社長の相談相手がいない(右腕がいない)会社からの相談が多いです。
資金繰り改善といっても、どのように改善すべきかは業種や会社によって異なります。優先して取り組むべきことを明確にし、一緒に取り組んでいくことでみえてくることがあるようです。
あなたの場合はいかがですか?事業を良い方向に導くために正しい行動ができていますか?