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お知らせ
2025.01.20.

コンサルティング事例(独自の経営改善で問題ないか不安な経営者からの相談)

今回は、お問い合わせいただいたことを機にご縁をいただきました。

話を伺うと、創業30年以上の業歴があり、下記の要因により赤字体質になったとのことで相談を受けました。

【赤字体質となった主な要因】

①既存事業の物価高に対するアクションを何も行っていなかった

②事業再構築補助金を活用して新規事業を立ち上げたが、採算が合うまでに数年かかる見込みで赤字の状態

これまで独自の経営を行ってきたが、コロナ禍以降、赤字の状態が数年続き、現預金が減少傾向にあるため、このままの経営で良いのか不安があるとのことでした。

ヒアリングを行ったところ、資金繰り表を作成していなかったため作成を提案。

また、上記①についての改善を行うことが黒字化への近道であり、一緒に改善を行っていく流れを提案しました。

資金繰り表作成後、①負荷をかけた状態でも今期は資金が持つこと、②今の状態で推移した場合、何月に借入が必要なのかなどを明確にしました(経営者との共有情報)。

行動計画としては、売上高に寄与する優先度の高い取引先を10社程度選定し、実際に経営者が値上げ交渉を行っていきました。その結果、値上げ交渉がうまくいった取引先が多数あり、資金繰り表上で既存事業の黒字化を問題なくクリアできそうな状態となりました。

新規事業は、徐々に売上高は増加傾向にあり、赤字脱却までには数年かかる見込みですが、既存事業を立て直すことで、現預金の減少を抑えることができました。

資金繰り表を作成することで、現状の状態を正確に把握することができ、事前に資金面の状態をある程度把握することができます。

今後は、値上げ交渉の状況を資金繰り表に反映させながら、都度改善を行い、まずは事業全体での黒字化に向けた伴走支援を行っていく予定です

あなたの場合はいかがですか?